「ねぇ、ユッキー?」
ソファでごろごろしながら僕を呼ぶきみ。
「なに?」
「ゆき、降りそうにない」
そう言って窓の外に目をやり、はちょっと寂しそうな表情をした。
「そうだね」
「降ってほしいなあ」
「寒いじゃん」
さっきからこんな他愛もない話が延々と続いている。なんか、ふいに、平和だな、って思う。この時が。この瞬間が。大好きなひとと、こうやって何不自由なく話していて。だってもしかしたら、 世界には恋人同士なのに話ができない人たちなんてたくさんいるだろうし、そもそも上手く行かなくなっちゃうってひともいるだろうしね。だから、僕とがこうやって、平凡な時を平凡に過ごしてるってことが幸せなんだって、そう思ったんだ。
だから、
、」
「ん?」
「大好きだから」
そう言って、きみをぎゅっと抱きしめた。


きみの名を呼ぶ、


(ど、どうしたの急に!)
(・・・可愛い)




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ゆきーろ降らないかな

(090102)